PRESS RELEASE

メールマガジン「センクエイコム・プレスリリース」のバックナンバーをご覧ください。全く新しい文学理論を展開している千慶烏子の連載『文学装置』(第一から第三シーズン)をはじめ、たくさんの見所があります。なお、電子書籍版との調整等により、一部ファイルは非表示になっています。

#20180201

千慶烏子『TADACA』電子書籍版出版 Published Date: 20180201

千慶烏子『TADAÇA』(ISBN 978-4-908810-18-3、ISBN 978-4-908810-32-9)を弊社P.P.Content Corp.より出版いたしました。インターネット黎明期の歴史的著作です。ぜひ下のリンクをクリックして、千慶烏子の『TADAÇA』をご覧ください…

#20171113

千慶烏子『クレール』電子書籍版出版 Published Date: 20171113

千慶烏子『クレール』Kindle版(ISBN 978-4-908810-08-4)をP.P.Content Corp.より出版いたしました。『アデル』『デルタ』に続く三姉妹作品の最終巻です。Amazonランキングで三作品連続第一位を獲得いたしました。ぜひ下のリンクをクリックして…

#20171001

千慶烏子『デルタ』電子書籍版出版 Published Date: 20171001

千慶烏子『デルタ』(ISBN 978-4-908810-04-6)を弊社P.P.Content Corp.より出版いたしました。前作『アデル』に引き続き、二作品連続でAmazonランキング第一位を獲得しています。ぜひ下のリンクをクリックして、千慶烏子『デルタ』を…

#20170828

千慶烏子『アデル』電子書籍版出版 Published Date: 20170828

千慶烏子『アデル』(ISBN 978-4-908810-02-2)Kindle版を弊社P.P.Content Corp.より出版いたしました。一冊まるごと無料で全部読める「期間限定0円キャンペーン」を明後日より開催いたします。また改めてキャンペーンのご案内をお送りいたします…

#20170710

千慶烏子『ポエデコ』電子書籍版出版 Published Date: 20170710

一昨年2015年弊社P.P.Content Corp.より出版いたしました千慶烏子の『ポエジー・デコンタンポレヌ』が、表題を『ポエデコ』に改め、この度電子書籍版(ISBN: 978-4-908810-05-3、978-4-908810-27-5)を弊社より出版いたしました。アップル社 iBooksストア…

#20170607

千慶烏子『ねじふりこ』電子書籍版出版 Published Date: 20170607

この度、千慶烏子の処女作『ねじふりこ』(1996年 沖積舎刊)の電子書籍版(ISBN: 978-4-908810-30-5、978-4-908810-15-2)を弊社 P.P.Content Corp. より出版いたしました。本書は千慶烏子の処女作品ですが、私どもP.P.Content Corp.にとりましても…

#20150725

千慶烏子『ポエジー・デコンタンポレ… Published Date: 20150725

本日7月25日、千慶烏子のスマホで読む本『ポエジー・デコンタンポレヌ』を発行・公開いたしました。現代性の危機に対抗するべくして始まった詩人のエクリチュールは、実に奇想天外な、想像力とテクストの快楽に溢れた不思議な作品群を生み出してゆきます。驚くほど…

#20150620

千慶烏子『ポエジー・デコンタンポレ… Published Date: 20150620

僕たちはこの小さな空間に書物を持ち込みたいと思うのだ。仕事から解放された君が電車に揺られながら見つめるこの空間に、人待ち顔の君が手持ちぶさたに眺めるこの空間に、旅の空を追いかけながら、あるいは街かどのカフェでぼんやりとした孤独感にひたりながら…

#20150606

プレゼンテーション『これは本か』 Published Date: 20150606

スマホで読む本を作っていると言いますと、さまざまな反応が寄せられます。非常に興味深いという反応を示す方もいれば、まるで逆鱗に触れたかのように激怒する方もいらっしゃいます。われわれは、このプレゼンで、われわれのチャレンジが何に向けて、どのような…

#20150425

『文学装置』S3-06「エンブリオウ」 Published Date: 20150425

君は烏子からすというものをどう考えるべきなのか――。君はこれを捩子ねじや振子ふりこあるいは浮子うきのようなものだと考えるといい。僕たちの机の右側の上から二番目の引き出しに仕舞われたまま忘れ去られている何か重要なものであり、開けるたびに僕たちを…

#20150314

新刊『ポエデコ』発行のお知らせ  Published Date: 20150314

こちらはP.P.Content Corp.社広報・販売担当の青山・大城です。お世話になっております。もともとこのセンクエイコム・プレスリリースは、販売促進のメールマガジンだったのですが、いつの間にか千慶に乗っ取られてしまいまして、しかも気軽に割り込ませてもらえない…

#20150207

『文学装置』S3-05「ディベルシテ」 Published Date: 20150207

喩えるならばこういうことだ。この世のどこか、誰も知らないところに魔法使いの女がいて、彼女は大きな鍋に人類を入れてぐつぐつとスープを煮込んでいる。そこにはありとあらゆる民族や宗教や文明が投げ込まれているが、そのスープのベースとなるのはヨーロッパ近代…

#20150110

『文学装置』S3-04「リマジネール」 Published Date: 20150110

文学とは何か。あらためてこう問われたならば、君は困惑するにちがいない。言葉をつくして答えようとするだろうけれども、上手く答えることができなくて君は困惑する。適切な回答を即座に呈示することができなくて困惑する。そのとき君はこう応えるといい…

#20141129

『文学装置』S3-03「ユニテ」   Published Date: 20141129

小さな丸い箱のような宇宙船の窓からガガーリン少佐が僕たちの住む青い惑星を眺め、大きなサングラスをかけたオードリーがコーヒーを片手に飾り窓からティファニーの宝石を眺め、パンナム・スチュワーデスのドロシーがジェット機の窓から眺めていたその年に…

#20141025

『文学装置』S3-02「イストワル」 Published Date: 20141025

昔々のことだ。二度にわたる大きな世界戦争があった。筆舌に尽くしがたい惨禍を目の当たりにした人々は、この危機的状況を乗り越えてゆく知恵を見いだすために、進んで自分たちを「人類」と呼ぶようになった。それは国家や民族や文明の隔たりを越えて…

#20140927

『文学装置』S3-01「デコンタンポラン Published Date: 20140927

むかしソヴィエト・ユニオンという名前だったロシアの若い宇宙飛行士が、はじめて僕たちの住む惑星を外から眺めて「青い星」だと表現してから半世紀の歳月が流れ、僕たちは、いま深刻な危機のさなかにいる。それはどのような種類の危機なのかというと…

#20140821

第三シーズン「思考のソルフェージュ」 Published Date: 20140821

文今秋来たる九月より、好評を博しました千慶烏子の連載作品『文学装置』第三シーズンの配信が始まります。デコンタンポラン(ディコンテンポラリー:脱現代性)という新しい時代精神のもとで、また話法の制約から解放された文学の新しい方法論のもとで…

#20140726

『文学装置』第三シーズンの配信が決定 Published Date: 20140726

本年来たる九月より、昨年一昨年と好評を博しました千慶烏子の「現代性の危機と超克」をめぐる連載『文学装置』第三シーズンの配信が始まります。デコンタンポランという全く新しい時代精神のもとで、また自由話法(フリー・ナラティブ)という全く新しい…

#20140426

『文学装置』最終回「コンテンポラリー Published Date: 20140426

かくして、われわれは「現代性(コンタンポラン)」をデコンタンポランによって基礎づけるのだ――コンテンポラリー。われわれは、これまで「現代性の危機」に対抗するようなかたちで、哲学的厳密さと文学的自由さとを交えながら、思考を企ててきたのです…

#20140322

『文学装置』第十一回「プロトタイプ」 Published Date: 20140322

あなたは三度私を知らないと言うでしょう――。今回は少し趣向を変えてわれわれの新しい表現の方法論である「自由話法」のプロトタイプに相当する作品をめぐって思考を企ててみましょう。なぜそれが「自由=話法」なのか――。今回取り上げる作品は…

#20140215

『文学装置』第十回「フリー・ナラテ… Published Date: 20140215

われわれの世界には無数の小さな穴が開いており、この穴を通してわれわれは(マルセル・デュシャンのように)異なる世界を見ることができる一方、またこの小さな穴から無数の眼差しがわれわれの世界を覗き込んでいるのだ――フリー・ナラティブ。自由話法…

#20140204

『文学装置』第十回の配信につきまして Published Date: 20140204

ご心配をおかけしております。こちらはP.P.C.C.編集部です。千慶烏子の連載『文学装置』第十回「フリー・ナラティブ(自由話法)」は2月中旬に配信の予定です。配信の遅れに対し、多数お問い合わせをいただいておりまして、本プレスリリース誌上にて…

#20140104

『文学装置』第九回「モワイテ」  Published Date: 20140104

この「私」は私ではない。あるいは「私は私である」という自己同一性に基づいた反復的命題を徹底的に否定すること――私性(moiïté)。われわれの時代は、ロラン・バルトの「作者の死」のあとで、あるいはジャック・デリダの「根源の彼方」に向かった…

#20131123

『文学装置』第八回「アデンダ」  Published Date: 20131123

アデンダとは補遺を指します。今回は、前回呈示した「現代性」に問いを投げかけ、これを脱構築してゆく強力な概念「デコンテンポライズ」に関して追補を記しておきたいと思います。まず品詞と派生語に関する問題ですが、それが意味不明のスローガンや…

#20131026

『文学装置』第七回「デコンテンポラ… Published Date: 20131026

絶対に雨は降らないからと傘を持たずに出て行った少年が、夕立ちに遭ってずぶ濡れになって帰ってきたとしても、それは夏休みの輝かしい思い出のひとつなのだが、お母さん、僕たちはいったいあと何万年ずぶ濡れでいなければならないのでしょうか――…

#20130928

『文学装置』第六回「アンハイムリヒ」 Published Date: 20130928

あの日以来、われわれは不気味なものによる汚染に曝されたままである――。あたかもそれは、水を注げば注ぐほど、目に見えない汚染は広がり、注水を止めれば止めたで「それ(不気味なもの)」は高温を発して更なる災いを起こしかねない、しかもわれわれは…

#20130824

『文学装置』第五回「クワイダニゼ」 Published Date: 20130824

われわれとは誰か――。われわれが「文学装置」と呼んでいるこの連載は、批評と作品の二つの部分から構成されていますが、その批評部分では、書き手である作者は読み手である皆さんを含めて、常に「われわれ」という一人称の複数形で語っています…

#20130727

『文学装置』第四回「エージェント」 Published Date: 20130727

気を付けろ、奴はエージェントだ――。サスペンス・スリラーのクリシェのひとつとして、しばしば記憶を失った主人公が登場します。多くの場合、彼は「主人公」として物語内容に登場するだけでなく、「私」という人称の「語り手」として彼自身が巻き込まれ…

#20130622

『文学装置』第三回「ノンシエント」 Published Date: 20130622

何も知らない語り手(the narrator who knows nothing)――。知りすぎていた男ならぬ「何も知らない語り手」とは何か。前回お話しした「全てを知っている語り手(omniscient narrator)」という文学上の概念に対して「何も知らない語り手(non-scient narrator)」と…

#20130525

『文学装置』第二回「アンペルソネル」 Published Date: 20130525

装置を前にしたとき人は非人称的になる――。この装置がわれわれの目の前にあるコンピュータという装置なのか、ナラティブという文学装置なのかはひとまず措くとして、ジャック・ラカンは「言表行為の主体(sujet de l'énonciation)」と「言表内容の主体(sujet de…

#20130427

『文学装置』第一回「ナノクリ」  Published Date: 20130427

何と呼ぶか――。昨年から続いている一連の小さな作品を「ナノレシ(nano-récits)」という名称で呼びたかったのですが、すでにその語はフランスで異なる意味合いで使用されているらしく、新たに別の言葉を考え出す必要が出てきました。この新連載では新語・造語…

#20130323

『排水装置』最終回「アパラタス」 Published Date: 20130323

書くことは見ることであるとマルグリット・デュラスは言います。文学表現における表象作用とは「見えないものを見る」ことなのです。この二十世紀フランスを代表する女流作家が上のように言うとき、彼女は文学表現と映画という表現形式との親和性に思いをめぐらして…

#20130223

『排水装置』第十一回「イメージ」 Published Date: 20130223

像はどこにあるのか。そもそもそれは存在するのか――。これを大脳生理学の知見を通して考えるのではなく、像と装置をめぐるアルケオロジー(見ることの考古学)を通して、あるいはそのエピステーメーの変遷を辿ることで考えてみましょう。たとえば、顕微鏡という…

#20130126

『排水装置』第十回「チェインバー」 Published Date: 20130126

カメラとは部屋である――この命題から始めましょう。手元にあるウェブスター・ディクショナリー69年版によりますと、カメラという語はギリシア語からラテン語を経て英語圏に伝わったもので、チェインバー(室内空間という意味での部屋)ないしはヴォールト…

#20121222

『排水装置』第九回「インファンテリ… Published Date: 20121222

クロード・レヴィ=ストロースは『生のものと火を通したもの』のなかで文明の境界域のようなものを策定します。生のものは腐敗しやすく、疫病の原因にもなり、火を通す前の素材として「自然」に属しています。他方「火に炊かれたもの」は文明の側に属し、食卓に…

#20121124

『排水装置』第八回「センシティブ」 Published Date: 20121124

濫りに触れてはならない、あるいは決して光に触れさせてはならない――。これは禁忌をめぐる神話学上の魅惑的な命題ではなく、かつてわれわれが写真という「感じやすい物質(フィルムや印画紙)」に対して取るよう促された行動の指針なのです(編集部註:本稿は…

#20121020

『排水装置』第七回「カメラ」   Published Date: 20121020

今日という時点に立って「モダン」という概念、そしてその時代区分をどう定義づけるべきなのか――。われわれはこう答えるでしょう。すなわち、写真の誕生からその死までをもって近代と呼ぶ。ここでは「写真」という語の定義を「銀塩写真」に限定しておきましょう…

#20120922

『排水装置』第六回「ナラティブ」 Published Date: 20120922

完全なる円は存在するのかという問いから始めてみましょう。完全なる円は観念として存在するが、われわれが目にする円のことごとくは限りなく円に近い楕円だと数学者ならば答えるでしょう。円とは二つの中心を持つ楕円の、その二つの中心が限りなく接近し、一つに重なり…

#20120825

『排水装置』第五回「ノスタルジア」 Published Date: 20120825

月面ですとか、火星ですとか、宇宙空間ですとか、この一連のポストモダン・ポエトリーにはまるで当たり前のように近未来的光景が登場するのですが、ここで千慶はSFを書こうとしているわけではないということを確認しておきましょう。それではこれらの宇宙空間や近未来的…

#20120721

『排水装置』第四回「アナクロニスム」 Published Date: 20120721

日本語で「時代錯誤」と言いますと、しばしば「目に余るような時代遅れ」という意味で使用されます。ところが、西洋美術史で「アナクロニスム」と言いますと、主題として描かれている年代には「あってはならない」ものがタブローに描かれている錯誤の現象を言います…

#20120623

『排水装置』第三回「アイロニー」   Published Date: 20120623

正しい言葉は正しく伝えられ、正しく受け止められるのかという問いから始めてみましょう。あるいは正しい行動は正しく受け止められ、それに相応しい対価をもって報われるのかと命題を換えてみてもいいでしょう。おそらく「今日」を共有するわれわれは、この「今日」には…

#20120519

『排水装置』第二回「終末の感情と… Published Date: 20120519

一向に回復の兆しを見せない経済不安と危機の感情から、そしてついこの間目撃した国家的災厄の光景から、またその後われわれを脅かしてやまない「悪夢」の浸潤から、われわれは等しく終末感を抱きます。全てが無に帰する瞬間が今まさに近づいているのではないかと…

#20120421

『排水装置』第一回「悪夢の浸潤」 Published Date: 20120421

われわれは悪夢の浸潤に脅かされている――この国家的災厄の傷跡がいささかも癒えることのないわれわれの「今日」をどう表現すべきなのか、昨年からいろいろと考えていたのですが、なかなか考えがまとまらず、ようやく最近になって「悪夢の浸潤」という表現が…

#20120325

Qu'est-ce que c'est ―― これは何… Published Date: 20120325

プレスリリース前号に掲載した「あたかも土産物屋に置いてあるかのようなごてごてした彩色のパスティーシュ」は何ですかと、良くも悪しくも反響が多く寄せられまして、簡単に解説しておきたいと思います。千慶烏子です。執筆の経緯から申しますと、2001年の…

#20120229

千慶烏子の最新テクスト      Published Date: 20120229

千慶の最新テクストです。架空の探訪記なのか、はたまた近頃流行りの平行世界を扱ったものなのか定かではありませんが、千慶の得意とするシュルレアリスティックな掌編です。震災から一年を迎えようとし、未来に対する不安感や焦げ付くような危機感に苛まれている…

#20111015

CENQUEI.COM VINTAGE PRINT   Published Date: 20111015

海外向けの作品ですが、『TADACA』のビンテージ・プリントが出来上がっています。すこし余分に刷りましたので、ご希望の方にお頒けさせていただきます。サイズは A2ヨコ(完売)とA3ヨコ(残部些少)の2種類、裏面にオートグラフと認証印が配されています…

#20111009

「書物の自由と尊厳のために」   Published Date: 20111009

本書『Ta,Da,Ça -un texte amoureux-』は2000年に千慶烏子によって執筆・制作され、2001年にダウンロード版が、2003年にCD版が P.P.Content Corp.社より発行されました。映像と音響のより高い芸術表現の達成を目標に2006年第三版が計画されましたが…

#20110902

『TaDaÇa』第三版ついに完成   Published Date: 20110902

長らくお待たせしておりました『TADACA』第三版がついに完成いたしました。ヨーロッパの知性を驚嘆させた初版から十年の歳月を費やして完成された、われわれの世紀の文学と人文諸科学を基礎づける、極めて重要な「歴史的書物」です。まだ購読されていない方は…

#20110607

ポスト・アポカリプティクのスケマ… Published Date: 20110607

真の詩的営為、芸術家の創造というものがいかに予見に満ちたものであるかについて、本書を紐解いた読者は驚嘆するにちがいない。あたかもそれは今日(歴史的に規定するならば、我が国を襲った一千年に一度の大災害と史上最悪の規模で放射能汚染が拡大しつつある…

#20110313

『Ta,Da,Ça -un texte amoureux-』… Published Date: 20110313

『Ta,Da,Ça -un texte amoureux-』はこれまでの千慶作品以上に、詩的言語・映像・サウンドが緻密に構成されています。映像の再生に関しましては、CPUの処理能力・画面解像度に応じて数十通りのパターンが用意され、現行のモニタシステムのほぼ全域に対応する…

#20110305

『TA,DA,ÇA』制作状況のご報告   Published Date: 20110305

千慶烏子の『Ta,Da,Ça -un texte amoureux-』が完成間近です。現在、ほぼ完成というテスト版を P.P.C.C. 編集部でチェックしているところですが、とうとう千慶はこういうところに到達してしまったのかと、その驚くべき出来映えに息を飲むばかりです。音が、映像が…

#20070415

新装版『Ta,Da,Ça』開発状況のご報告 Published Date: 20070415

千慶烏子の『Ta,Da,Ça -un texte amoureux-』は「新しい書物の創造」をテーマに2000年から2001年にかけてP.P.Content Corp.社のサイト・センクエイコムに発表された作品です。紙を持たない書物、初めてプログラムとして提供された書物、その斬新なデザインと…

#20070120

新装版『Ta,Da,Ça』開発のお知らせ  Published Date: 20070120

制作室では、昨秋より新装版『Ta,Da,Ça -un texte amoureux- 』の開発が進んでおります。現在千慶烏子の作品は、フランスをはじめ、アメリカ・ドイツ・イタリアと海外から高い賞賛の声が寄せられていますが、本作はその高い賞賛を得るきっかけとなった作品です…

#20061117

既刊作品のアップデート情報    Published Date: 20061117

サーバーの移転騒動で連絡が遅れましたが、叢書『FEMMES』第一巻『ADELE』および 第二巻『DELTA』の最新版が完成いたしました。今回ご提供する最新版ではフォントウェイトなどが修正され、いずれも以前のバージョンより読みやすくなっています。また…

#20061007

『CLAIRE』購読案内 その2     Published Date: 20061007

端正に紡がれる愛の空間を破って展かれる驚きに満ちたアレゴリーの空間。やがて贅を尽くして繰り広げられる「語りの空間」の終局に、読者はファントームがファントームを語り出す「代理と上演」の空間を見るだろう。そこでは美貌の亡霊が目を驚かす気色をもって…

#20061001

『CLAIRE』購読案内        Published Date: 20061001

悲しみがわたしをキャラメリゼする。まるで鼈甲の飴のように思い出が肌に焦げついてわたしを悲しみでおおってゆく──。CLAIREとは明晰にして澄明、清澄にして純粋。光輝くような明るい美貌の女クレールが繰り広げる愛の妄執はかくも清冽であり、またかくも甘美である…

#20060909

『CLAIRE』コメンタリー      Published Date: 20060909

この書き手のすぐ間近に接近して「言葉」を欲望する女たちを、作者はいかなるものと考えているのか――。私はこれらの者を「私の数歩前を行く『さまよえる魂』」だと考えています。先ほど、テクストの空間に姿を現す女たちに関して、作者は「逃げることで追跡と…

#20060810

叢書『FEMMES』第三巻『CLAIRE』 Published Date: 20060810

思えば、あの日はじめてサーカスの馬屋で見た中国男がわたしに微笑みかけることをせず、罌粟の咲き乱れる裏庭の片すみで、弦が一本しかない中国のセロを弾いてわたしたち家族を感嘆させることもなく、柔らかいなめし革のような肌を輝かせてわたしの手にうやうやしく…

#20060614

『dans la Chambre Obscure』最終回 Published Date: 20060614

書物は誰に属するものか。この問いに簡潔に答えるならば、私は、書物は「大衆(public)」に属するものだと答えるでしょう。書物は大衆の手に渡って初めて書物になるのであり、書物はつねに書物への生成の途上にあるというのが私の見解です。もっとも、ここで誤解を…

#20060517

『dans la Chambre Obscure』第四回 Published Date: 20060517

連載『dans la Chambre Obscure』これまでの三回は『FEMMES』を初めとする作品について、主に内容やテーマという観点からお話ししましたが、残る二回は、作品にとって外延的な「形式」という観点からお話しすることにします。ここからは作者という立場で「作品」を…

#20060412

『dans la Chambre Obscure』第三回 Published Date: 20060412

表象の空間ではすべてが死んでいる──この言明はあまり正確ではありません。より正確には「表象の空間では死というものが忘れ去られている」、あるいは「表象の空間は、死が忘却されることによって成立している」こう書くのが正しいでしょう。今回の「表象・像・悲劇…

#20060311

『dans la Chambre Obscure』第二回 Published Date: 20060311

連載『dans la Chambre Obscure 』第一回では、なぜ男性の作者が、作中第一の人称に女性を招き、その人称のもとで彼女たちを描くのかについてお話ししましたが、今回は、作品に登場する女たちが訴えて止まない欲望、かくも狂おしく、あれかにもない欲望、しばしば…

#20060215

『dans la Chambre Obscure』第一回 Published Date: 20060215

私の書き物は、どうやら初めてこれに触れる人を困惑させるもののようです。作者には読者を困らせるつもりは毛頭なく、極めて誠実に著作に取り組んでいるのですが、しばしば読む人を困惑させ、時には訝しく思わせることすらあるようです。最近は、主に『アデル』以降…

#20060114

『FEMMES #1 ADELE』改訂版   Published Date: 20060114

見ることの愉楽に満ちた「暗い部屋」、暗さに潜むものに対する深い畏敬と光に対する果てしない憧れ、光に憧れつつもただ一瞬の光に火傷を負うフィルムという脆くも繊細な感受性──今となってはもはや過去に属する表象芸術「銀塩写真」へのオマージュをユゴーの娘…

#20051115

『FEMMES #2 DELTA』遂に刊行   Published Date: 20051115

ヴィヨンよヴィヨン。おまえたちが太陽と呼ぶ、あの太陽の廃墟の太陽の、ファーレンハイト百分の一度の乱れがわたしの心臓を慄わせる。おまえたちが海洋と呼ぶ、あの海洋の廃墟の海洋の、高まって、高まって、高まって砕ける波の慄えがわたしの心臓を慄わせる…

#20051023

DELTA DEMO 10月23日 リリース!!   Published Date: 20051023

『FEMMES #2 DELTA』の発行に先駆け、オフィシャル・デモのダウンロードが始まりました。今回の『DELTA』では、オンラインでご利用いただくデモではなく、正規版と同じ仕様の体験版『DELTA DEMO』をご用意いたしました。DELTA DEMO は面倒な手続き…

#20050918

『FEMMES #2 DELTA』発行日決定   Published Date: 20050918

お待たせいたしました。『FEMMES #2 DELTA』の発行日が11月15日に決定しました。永らくお待ちいただいた甲斐のあるすばらしい作品に仕上がっています。すでにご予約の皆さまには発行日に確実にお手元に届くよう、配本させていただきます。まだご予約を…

#20050818

プログラム新機能のご紹介     Published Date: 20050818

皆さまにお待ちいただいている『FEMMES #2 DELTA』ですが、ようやくプログラム本体の大枠も仕上がり、あとはバグフィクスを始めとした調整とオフィシャルデモ等本体に付随するコンテンツの制作を残すのみとなりました。プレスリリース今号では、前作…

#20031120

ヨーロッパからのアクセスが急騰  Published Date: 20031120

フランスを中心にヨーロッパからのアクセスが急増しています。アクセス数の点ではもはや完全に日本を上回り、一ヶ月でトータル 50,000アクセスを突破する勢いです。フランス・ドイツ・ベルギー・オランダ・UK とさまざまな国でCENQUEI.COMのEditions Numeriques

#20031013

『FEMMES #1 ADELE』が好評です  Published Date: 20031013

日本国内はもとより、イタリア・フランスからも絶大な讃辞が寄せられています。まだご覧いただいていない方、始めてこのプレス・リリースをご利用いただく方は、これを機会に、ぜひご購読をお申込みください。「完全に新しい読むことの経験」を存分にご堪能いただける…

#20030723

『FEMMES #1 ADELE』      Published Date: 20030723

「アデル」という誰もが知る恋の物語、あるいは恋という誰もが知るドラマの核心部にある劇的なエセンスを、百の詩篇のもとに収めた『CALLAS CENQUEI ADELE』。あまりにも繊細、あまりにも明晰、あまりにも残酷、そしてあまりにも美しいこの書物に限っては…

#20030623

『FEMMES #1 ADELE』      Published Date: 20030623

P.P.CONTENT CORP.の新シリーズ『CALLAS CENQUEI FEMMES』の刊行がいよいよ今夏より始まります。五冊の書物、五つの作品、五人の女たちが、映像と音楽、色彩に溢れた贅沢なニューメディア・プロダクションの舞台に登場します…

BOOKS

千慶烏子『ねじふりこ』

ねじふりこ

千慶烏子著

ISBN: 978-4-908810-30-5, 978-4-908810-15-2

挿画の森にたたまれた首の長い佝僂の花嫁。鳥の半身をもってときどき嬌々とさえずる彼女のくるぶしは、いったい何とひきかえに失われてしまったのだろう。まるい下腹、ゆたかな乳房、そのやや暈のひろいふぞろいな臆見にしくまれた青空のふりこは、いったいいつまで退屈な時を刻み、忘れられた俗謡を彼女にうたわせるのだろう。「たくらまざる世界の乳房」、「たくらまざる天国の果実」、「蜂と蜜蜂たちにささげられる蜜月の賜物」。南を指して錆びついた雄鳥のジャックが、使い古された卑俗な俚言をたくみに弄して彼女に言い寄った昨日の、夏の晩景の暮れなずむ蔵書の叢林を、少年はいったい誰に内緒で見たのだろうか、印度更紗の色褪せた捺染のかたわらで…(本文より)

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千慶烏子『アデル』

アデル

千慶烏子著

ISBN: 978-4-908810-28-2, 978-4-908810-02-2

海辺にひびく鳥の声を美しいと思った。頬を撫でて行き過ぎる潮のかおりをいとおしいとわたしは思った。もう二度とパリに戻ることはないかもしれないというわたしたち家族の深い絶望の色で、瞳に映るものすべては暗く沈んでおり、また、夜ともなればいつも父を苦しめる亡姉レオポルディーヌの痛ましい記憶にわたしたち家族の思い出は逃れようもなく囚われており、わたしたちは、パリを遠く離れた小さな島の小さな街で息をひそめるように深い喪のただなかにいた。しかし、海辺にひびく海鳥の声を美しいとわたしは思った。頬を撫でて行きすぎる潮のかおりをいとおしいとわたしは思った。この肌にふれる海のひびきが…(本文より)

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千慶烏子『クレール』

クレール

千慶烏子著

ISBN: 978-4-908810-06-0, 978-4-908810-08-4

思えば、あの日はじめてサーカスの馬屋で見た中国男がわたしに微笑みかけることをせず、罌粟の咲き乱れる裏庭の片すみで、弦が一本しかない中国のセロを弾いてわたしたち家族を感嘆させることもなく、柔らかいなめし革のような肌を輝かせてわたしの手にうやうやしく接吻することもなく、そのまま馬に乗ってこの小さな村から出て行ってくれたのなら、どれほどよかったことだろうか。葡萄摘みの女たちがまだ早い新芽をいらって夏の収穫に思いをはせるころ、時おり吹く風に初夏の緑が柔らかな若葉をめぐらせるころ、はるか西の果てに海洋を望むアキテーヌの領地に幌を寄せ、どこか物悲しいロマの男たちの奏でる音楽に合わせて…(本文より)

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